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赤珊瑚とはどのようなもの?そのほかの珊瑚との違いについても解説!

公開日:2022/09/01  最終更新日:2022/08/17


宝石の珊瑚は高級な宝石の一つです。生物由来の宝石である珊瑚は、真珠と並んで“海の二大宝石”といわれています。宝石の珊瑚は、深い赤色をした赤珊瑚や白珊瑚などの種類があり、とくに赤珊瑚は希少価値が高くなっています。そこで今回は、赤珊瑚とは何か、そのほかの珊瑚との違いについて解説しましょう。

赤珊瑚とは?

珊瑚といえば、海の中で育つ生物ですが、宝石のイメージを持っていない方も多いのではないでしょうか。しかし、日本は珊瑚や真珠では世界的に有名な産地です。ほとんどの宝石は鉱物であり、鉱物でない宝石には真珠や琥珀、珊瑚などがあります。日本は宝石の産出量が少ないですが、珊瑚や真珠は世界的に有名な産地です。

また、宝石の珊瑚は4種類あり、赤珊瑚、白珊瑚、血赤珊瑚、桃色珊瑚に分けられます。中でも高知県の土佐湾で採れる日本の赤珊瑚は、珊瑚の中でも最高級なものとして世界的に有名で、血赤珊瑚と呼ばれます。赤珊瑚は五島列島や奄美・沖縄、小笠原列島周辺にも生息しているのです。ただ、赤珊瑚といっても色によってグレードが分けられています。

もっとも高級なのは血のような赤黒い色をしている血赤珊瑚であり、そのほかは赤色や薄いピンク色のものなどがあります。昔は豊富に採れた赤珊瑚の量は年々減少しており、現在では非常に価値が高くなっているのです。赤珊瑚の収穫量が減少している要因の一つは、地球温暖化が原因です。地球温暖化によって水質が変化し、限られた場所でしか生息できない赤珊瑚は、年々採れる量が減ってしまっています。

一方、赤珊瑚は世界中で人気があり、とくに中国で人気となっています。採れる量が少なくなっているうえに、需要が高まっており需要と供給が合わず価格が高騰しているのです。

天然の赤珊瑚を見極めるコツ

年々希少価値の高まっている赤珊瑚ですが、価値が高まっているのが原因で偽物が出回っています。本物の赤珊瑚のように偽物が売られているケースもあり、誤って偽物を購入しないよう注意しなければなりません。

まず、本物の珊瑚であれば、珊瑚特有の感触・石のような冷たさ、重量感があります。一方、偽物の珊瑚は、プラスチックやガラス、樹脂で作られていることがほとんどのため、質感や重さに差が出ます。本物の赤珊瑚と比較できれば、違いがすぐに分かるでしょう。

また、目視や触った感触で判断するのが難しい場合は、火であぶってみる方法があります。本物の珊瑚であれば燃えませんが、偽物であれは染料や素材そのものが溶けるなどが起こります。赤珊瑚は火に強く燃えませんが、高熱になりすぎると傷つけてしまう可能性があるのです。火であぶると本物かどうか判断しやすいですが、素材そのものを傷つけることがあるのでやりすぎないよう気を付けましょう。

赤珊瑚を手入れする際に注意するべきポイント

赤珊瑚の主成分はカルシウムであり、酸や硫黄に弱い性質があります。そのため、汗や果物の果汁などが付着すると、変色や光沢を失う原因になるのです。赤珊瑚の美しさを維持するためにも適宜手入れが必要ですが、デリケートなのでお手入れ方法も注意しなければなりません。お手入れの際の注意点ですが、赤珊瑚を身に付けたら毎回片付ける前に柔らかく乾いた布で優しく拭きましょう。珊瑚は衝撃に弱いため、優しく拭くのがポイントです。

また、お風呂や温泉、洗い物、料理の際は必ず外しましょう。温泉や料理、洗い物をすると珊瑚に硫黄や酸が付着してしまうため、あらかじめ外しておくのがポイントです。

まとめ

宝石の産出量は少ない日本ですが、珊瑚や真珠は世界的に有名な産地です。とくに三尾の中でも高級品の赤珊瑚は、土佐湾で血赤珊瑚という最高級品が採れます。ただし、地球温暖化や乱獲の影響により、年々収穫量が減少しています。希少価値の高まりから、偽物が流通するようになっているのです。本物か偽物かどうかを見極めるポイントがいくつかあるため、赤珊瑚を購入する際は必ずチェックしましょう。