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本来の輝きを蘇らせる!宝石珊瑚の艶だし方法をチェック

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/08/17


宝石珊瑚は生物由来のため、鉱物製の宝石に比べてデリケートです。メンテナンスの方法を知らなかったがために、せっかくの珊瑚の美しい色合いや表面の光沢・艶を損なってしまった…となるとがっかりですよね。そこで今回は、劣化してしまった宝石珊瑚の本来の輝きを取り戻すための、艶出し方法について解説します。

珊瑚の劣化原因として考えられること

珊瑚の正体は海に生息するサンゴ虫と呼ばれる生き物です。真珠や琥珀と同様に、鉱物ではなく有機質由来の宝石となっています。浅瀬に見られる珊瑚礁とは別物で、100メートル以上の深海でゆっくり時間をかけて育つため希少性が高く、美しい紅色のグラデーションカラーや表面の落ち着いた光沢が魅力で、とても人気の宝石です。

珊瑚の主成分は炭酸カルシウムです。炭酸カルシウムには酸に弱く、硬度が高くないという特徴があります。そのため、アクセサリーとして身に着けた際に汗や皮脂に触れて変質してしまったり、ほかの硬度の高い宝石と一緒に取り扱ったり保管することで表面に傷がついてしまうことが劣化原因として考えられます。また、珊瑚は日光や照明に含まれる紫外線にも弱く、屋外で長時間太陽の光を浴びることで、色合いや光沢が失われていってしまうのです。

珊瑚の劣化を防ぐためには?

珊瑚はとても美しい宝石である一方デリケートな性質のため、色艶を長い間保つためには、日ごろから正しい方法でお手入れをすることが欠かせません。具体的には、使うたびにマイクロファイバーなどの柔らかい布を使って表面の汚れを拭き取る方法です。表面に付着した汗や皮脂、化粧品などが劣化を起こしてしまう可能性があるため、汚れが目に見えなくてもこまめに掃除をすることをおすすめします。珊瑚は硬度が低いので、拭き掃除をする際には、やわらかい布を使うように気を付けるようにしましょう。

また、拭いただけでは落ちないような汚れが付着してしまった際には、水道水で水洗いをしましょう。指の腹を使って、表面をなぞるように汚れを除去します。

汚れがひどいときには、アルカリ性である重曹を使って洗浄します。水8:重曹2の割合で重曹水を作ったら、その中に珊瑚を入れて指の腹で洗いましょう。洗い終えたら重曹の成分が残らないようしっかりすすぎ洗いをしましょう。洗浄後はドライヤーなどで乾かさず、水気をしっかり拭きとった後、冷暗所で自然乾燥を行います。部屋の湿度にもよりますが、3時間程度自然乾燥させることが望ましいです。

宝石珊瑚の艶だし方法

日ごろからしっかりお手入れをしていても、時間の経過とともに表面が酸化してしまい、徐々に艶や光沢は失われてしまいます。また、長い間使わなかった珊瑚を久々に手に取ってみたら、白くくすんでしまっていたということもよくあることです。そんな場合には、劣化してしまった珊瑚の表面の層を研ぎ直しすることで、艶や光沢を取り戻すことができるのでご安心ください。

ただし珊瑚の表面硬度は人間の歯と同じ程度と、かなり低めです。研磨剤によっては逆に傷をつけてしまうことになるので注意が必要です。珊瑚の艶出しに効果的なのは、細かい粒子の研磨剤を使って表面を磨くこと。おすすめの研磨剤は、光陽社が販売している超微粒子の研磨剤と艶出しワックスが含まれた“ポリマール”という研磨艶出し布や、8,000番以上の液体状コンパウンド(研磨粒子を含んだ磨き材)です。素人でも簡単に汚れを落とし、光沢や艶をよみがえらせることができます。

自分で研磨することに躊躇がある場合には、珊瑚専門店で研ぎ直しを依頼することをおすすめします。珊瑚の耐酸強度を高めるためのPS加工、LSC加工といった技術も存在するので、劣化を遅らせたい場合には検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

宝石珊瑚の艶出し方法をご紹介しました。珊瑚の主成分である炭酸カルシウムは、酸に弱いという特徴があるため、身に着けた後はやわらかい布で表面を拭き取り、汗や皮脂などをこまめに除去する必要があります。また、加熱によってひび割れが発生したり、紫外線を浴びると色あせしてしまったりする可能性があるので、水洗いした後は自然乾燥をし、保管は冷暗所で行うように心がけましょう。珊瑚の表面がくすんでしまった場合には、超微粒子の研磨剤を使うことで光沢や艶を取り戻すことができます。




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