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赤珊瑚と紅珊瑚の見分け方・カラーグレードについて解説

公開日:2023/08/01  最終更新日:2023/07/28


赤珊瑚と紅珊瑚、名前だけ聞くと、どちらも似た意味の漢字を使うため、それぞれの違いは名前だけでは区別がつきません。珊瑚によってさまざまな種類や特徴があるため、把握しておくと役に立ちます。今回は赤珊瑚と紅珊瑚の見分け方だけでなく、カラーグレードについても解説するので、参考にしてください。

赤珊瑚と紅珊瑚の違い

赤珊瑚は、色の濃さが深ければ深いほど価値が高いといわれています。赤珊瑚のなかでも、高知県の土佐湾で採れる血赤珊瑚はオックスブラッドと呼ばれ、世界的に特に希少価値が高いです。日本産の赤珊瑚の特徴として、「フ」といわれる人間の骨に似た筋があります。地中海産の赤珊瑚にはこのフが見られないため、日本産と地中海産を区別するポイントのひとつです。

またイタリアやフランス、スペイン、ギリシャなど、地中海沿岸で採取される赤珊瑚を紅珊瑚と呼びます。サルディという愛称があり、各地で幅広く採取されるため希少価値はあまり高くありません。そのため、手に入りやすいため加工もしやすく、身近な珊瑚といえます。日本海で採れるのを赤珊瑚、地中海で採れるのを紅珊瑚と呼び分けるので、フがあるかと一緒に覚えておくと便利です。

赤珊瑚のカラーグレードとは?

赤珊瑚のカラーグレードを決めるには、大事な3つの要素があります。

まずは、見た目にも影響してくる色味やカラーです。宝石に使用される珊瑚の色味はとても幅広く、そのなかでも最高級品と称される珊瑚は血赤珊瑚と呼ばれています。まさに赤黒い、血のような色味が特徴です。高知県や近海で採れる血赤珊瑚は、世界的に見ても希少価値がとても高く、最高級品といわれています。

次に大事な要素が、こちらも見た目に影響してくる色ムラです。珊瑚はフや色ムラが少なく、単一な色調がより美しく価値も高くなります。加工した際に美しさを損なわないために見た目は重要ですし、色味を邪魔してしまう白濁などの不純物がある珊瑚は、見た目の美しさが半減するため安値になりやすいです。

最後に大事な要素がくぼみや傷で、天然の珊瑚は自然界で作られているため、表面には無数の傷やくぼみが発生しやすくなります。この傷やくぼみなどがほとんど発生せず、表面が美しい珊瑚ほど高値で取り引きされます。

赤珊瑚はなぜ高いのか?

白色や桃色など、珊瑚によって色味はさまざまですが、そんな珊瑚のなかで特に価値が高いのが赤珊瑚です。美しい赤色をしており、黒さがある赤色ほど価値が高いといわれています。

日本で採取される赤珊瑚には、人の骨のようなフと呼ばれる白い筋があり、赤黒さとフの少なさ、さらに傷やも色ムラが無い赤珊瑚は希少価値が高いため、高値になりやすいのがポイントです。赤珊瑚のなかでも血赤珊瑚はより価値が高く、ギリシャ神話にも登場するなど、人々の生活に深く関わっています。

まとめ

名前だけだと、それぞれの違いを区別しにくいですが、日本海で採れるのを赤珊瑚、地中海で採れるのを紅珊瑚と覚えておけば、迷わずに済みます。またフといわれる人間の骨に似た筋があるかないかも見分けるポイントになるので、これらの知識も必要な珊瑚を見分けるのに便利です。赤黒い血のような色味があり、フや色ムラが少なく、くぼみや傷が無い赤珊瑚ほど高値になりやすいですが、完璧な見た目の珊瑚ほど希少価値が高いため、なかなか巡り会えないかもしれません。

日本産の珊瑚は、採取できる量に限りがあります。品質が最高級の珊瑚ほど価値が上がりますが、滅多に出会えたい代物なので、過剰に採取するような行為は避けつつ、大切な海の資源を守りながら、珊瑚の魅力を伝えていきましょう。