珊瑚・赤珊瑚の買取査定専門業者5選を比較形式でご紹介!【珊瑚のネックレスや指輪等アクセサリーの売買におすすめ!】

高価買取が狙える桃珊瑚の特徴について詳しく解説!

公開日:2022/06/01   最終更新日:2022/06/24


桃珊瑚は赤珊瑚よりも優しいピンクの色合いをした宝石珊瑚です。日本沿岸を含む西太平洋の海域に分布しており、名前が示すとおりに桃色からオレンジ、血桃と呼ばれる赤珊瑚に近い色調や白に近い色まで、幅広い赤のグラデーションで構成されています。今回はそんな色味豊かな桃珊瑚のうち、高額買取が狙える特徴について詳しく解説します。

そもそも桃珊瑚とは?

宝石珊瑚には、血赤珊瑚、赤珊瑚、白珊瑚などの種類がありますが、桃珊瑚はその中でもっとも大きく成長するのが特徴です。日本産の桃珊瑚は珊瑚本体の中心部に「フ」と呼ばれる白い骨格のような色味を持ち、この「フ」がなく単色で均一な赤いピンクを帯びた桃珊瑚は、日本では「ボケ」、ヨーロッパでは「エンジェル・スキン」と呼ばれ、昔から人気の高い品種です。この色合いの桃珊瑚は現在採取が困難となっているため、存在自体が貴重で、幻の珊瑚とも呼ばれています。希少にも拘らず需要が高いので、現存するものはびっくりするほど高値で取引されています。

桃珊瑚の買取相場はどれくらい?

桃珊瑚の買取相場は、赤珊瑚に比べると安い傾向があります。それでも、白珊瑚に比べれば十分に高価買取が期待できます。桃珊瑚は宝石珊瑚の中でも原木が大きく育ち、かつ粘り気がある性質なので彫りやすく、置物や彫刻品など大きな造形物を作れるという特徴もあります。

著名な作家が彫った美術作品(作家物)であれば、買取相場も上がります。また、珊瑚は自然が作り出すものであるため、その価値は大きさに比例します。大玉であれば1玉でも数万円、置物であれば200万円以上の値段がつけられることも珍しくありません。特に桃珊瑚の中でも最高峰といわれる「本ボケ」の場合は、さらなる高額査定も期待できます。

高価買取が狙える桃珊瑚の特徴

桃珊瑚の買取査定ポイントはいくつかあります。まず「本ボケ」「エンジェル・スキン」と呼ばれる希少で高品質な桃珊瑚であれば、高額査定を受ける可能性は極めて高いです。一般的に、珊瑚のなかでは高額で取引される赤珊瑚ですが「本ボケ」「エンジェル・スキン」の場合は、赤珊瑚よりも高額で取引される可能性が高いです。また、仏像や置物に加工された大きな造形物の価値も非常に高くなっています。

加工者が「吉良寿山」や「谷口康隆」「前川泰山」「谷脇利光」など著名な作品であれば、さらに高価買取が期待できるでしょう。ただし、珊瑚の美術作品は定価が存在しないため、市場での取引価格や珊瑚の流通量、需要の高さなどの要因で、変動しやすい一面があることも留意しておきましょう。加工していない原木も、大きさと品質に応じて高額査定を狙えます。

ここでいう品質は、色むらやヒビや虫食いの有無など珊瑚の状態にかかわるもので、色合いの濃さについては、重視されない傾向があります。ほかにもブローチやリング、ネックレスなどのアクセサリー用に丸玉にカットされたものも人気が高く、特に直径が10mmを超えるような大玉のものや、すでにプレスレットタイプに加工された完成品は高額査定される可能性があります。また、購入時の鑑定書があることや、表面に傷がないことも重要です。これらの特徴を多く抑えているほど、高額買取が狙えるといっていいでしょう。

 

高価買取が狙える桃珊瑚の特徴について詳しく解説しました。桃珊瑚は赤珊瑚に比べて取引価格は低めなものの「本ボケ」や「エンジェル・スキン」と呼ばれるような高品質で希少価値の高い種類は、赤珊瑚以上の高額で取引されることもあります。これ以外に、高価買取が狙える桃珊瑚の特徴として、著名な彫刻家による仏像や置物などに加工されたもの、ダメージや色むらの少ない原木、購入時の鑑定書があるもの、丸玉カットされたもの、ブレスレットタイプの完成品などが挙げられます。