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珊瑚に危機が迫っている?珊瑚を守るためにできることとは

公開日:2022/12/01  最終更新日:2022/12/05


観賞用の置物やジュエリーとして人気のある珊瑚は、年々産出が少なくなってきたため、価格が高騰し市場価値がかなり上がってきています。そこで珊瑚の買取を考えている方もいるのではないでしょうか。そこで、なぜ珊瑚の産出が少なくなってきたのか、なぜ珊瑚に危機が迫っているのか、そして珊瑚を守るために私たちができることを紹介します。

珊瑚の役割

珊瑚は刺胞動物に属しており、イソギンチャクやクラゲと同じ部類です。珊瑚の役割は一体何なのでしょうか。

海のいきものに住処を提供している

珊瑚はさまざまな生き物の住処や産卵場所・稚魚を育てる場所を提供しています。世界の海に生息している動物のうちの25%は珊瑚礁域に暮らしています。珊瑚や珊瑚礁がなくなってしまうと、海洋生物の過半数いなくなってしまう予想されているほどです。珊瑚の役割は重要です。

防波堤になる

珊瑚は防波堤の役割も担っています。珊瑚礁は台風や高波、津波などの自然災害を弱めてくれます。例をあげると、2004年に発生したスマトラ島沖地震です。スマトラ島沖地震の際に起きた津波は、珊瑚礁があることで弱められたと報告されています。

また、18世紀に八重山諸島で起きた大津波によって、石垣島では島民の半数が亡くなってしまいました。しかし、わずか6km西に位置している竹富島にいた人は全員助かったそうです。竹富島から沖合に、防波堤のように広がる珊瑚礁のおかげといわれています。

海水の二酸化炭素濃度を調整

珊瑚と共生している褐虫藻による光合成で、海中の二酸化炭素を吸収します。これによって、二酸化炭素の濃度を調整しています。珊瑚や珊瑚礁がなくなってしまうと、海中の二酸化炭素濃度のバランスが崩れてしまい、海洋生物に大きな影響を及ぼしてしまいます。

珊瑚の危機とは

珊瑚はさまざまな重要な役割をしていることが分かりましたが、現在珊瑚に危機がおとずれています。それは「珊瑚の白化現象」です。珊瑚の白化は、環境ストレスによって褐虫藻の光合成系が損傷、珊瑚が褐虫藻を放出することによって起こる現象です。

珊瑚は共生している褐虫藻から光合成のエネルギーを供給してもらって生きているので、白化によってやがて死んでしまいます。このような白化現象が起こってしまう原因は一体何なのでしょうか。

温暖化による水温上昇

海水温の上昇が一番の原因といわれています。珊瑚の生息に適している水温は25~28℃です。30℃を超える水温の状態が長く続いてしまうと珊瑚の白化が起こってしまいます。

食害

珊瑚を主に食する海洋生物は、オニヒトデ・シロレイシガイダマシ類・ブダイ類・ガンガゼです。その中でも、オニヒトデやシロレイシガイダマシ類は珊瑚礁に大きな影響を与えています。

海洋汚染

海中に窒素やリンなど、栄養塩類が増加することで地域的な環境ストレスを珊瑚に与えています。また、温暖化による二酸化炭素の増加は海洋を酸性化させるのです。海は大気の二酸化炭素を吸収する役割があり、吸収する量が多くなると必然的に海に取り込まれる二酸化炭素量も増加します。

海水と二酸化炭素が反応することでpHを低下、本来はアルカリ性の海水が中性に近づき酸性化を起こします。酸性化とは、石灰化に必要な炭酸イオン濃度を下げてしまいます。炭酸カルシウムを主成分とする珊瑚の石灰質の成長を阻害する恐れがあります。

珊瑚を守るためにできること

私たちが珊瑚を守るためにできることは、温室効果ガスに排出量を減らして温暖化を抑制することです。さらに、珊瑚が受けている環境ストレスを研究し、人間の影響だった場合は、低減が必要です。また、オニヒトデなどの珊瑚を食べてしまう食害生物の除去活動も行っていかなければいけません。

まとめ

珊瑚の役割は主に3つありました。

・海洋生物の住処
・自然災害から守ってくれる防波堤
・海中の二酸化炭素濃度の調整

海洋生物や私たち人間も守ってくれる珊瑚ですが、白化現象によって珊瑚が危機となっています。白化現象の原因には地球温暖化や海洋汚染、オニヒトデなどの食害があります。珊瑚を守るためにも、地球温暖化をとめられるように、温室効果ガスの排出を減らすことが大切です。珊瑚にとっての環境ストレスを明らかにしてストレスを低減させてあげることが重要となっています。




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