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珊瑚買取依頼で身分証明証が必要になる理由

公開日:2020/11/01  最終更新日:2020/10/16

珊瑚の買取において身分証明を求めることは必要な義務となっていますが、そもそもなぜ身分を明確にする必要があるのかについてこれから解説をします。また、身分を提示したうえで買取後に問題が起きた場合、どうなるかについても解説をしていきます。

売買においてはすべての者に身分を提示する義務がある

珊瑚の買取依頼の際、身分証を提示する必要性がなぜ生じるかですが、基本的に、商品を売買する際、古物営業法による規則で身分を証明する義務が売り手にはあります。これはなぜかというと売買をする商品の金額が関係しており、珊瑚の場合高額な価格帯にて取引が行われているため、犯罪の抑止として身分の提示を求めるのです。

これを犯罪収益移転防止法と呼び、200万円を超える価格帯で取引される商品については身分証明証の確認の他取引を行いましたという書類を作成する義務が買い受けるお店側にあります。

つまり珊瑚の場合、売却金額が高値であるため犯罪に関係している商品であるかどうかの確認も込めて身分証を提示してもらい、身分に偽りがあるかどうかの確認や売却時の記載した住所などに間違いがないかを確認するために身分証明証の提示を求めるのです。逆にこれをお客側が断った場合買取を拒否するのは、お店側からしてみると盗難品である可能性や身分を明かすことはできないというのは不正に関与している可能性があるため買取を断ることができるのです。

不正な出所である場合、届け出をするために必要

珊瑚などの商品を買い手が買い取った場合、住所の他年齢や電話番号が該当しない場合や明らかに盗品である場合、作成した書類をもとに各所管行政庁に届け出を行わなければなりません。この書類は珊瑚などの商品を買取時に作成した買取証明書が取引を記した書類となります。

ここで、不正があった場合、住所と氏名などが買取を申し出た者の身分証明証と一致しているかどうかが届け出のポイントなります。これが珊瑚などの取引においては必要な処置で、身分証の提示を求められるのは記載している情報が正しいかどうかと、後から盗品など不正な出所の商品を監禁したことを追求するために身分の提示を求めるのです。

これを拒んだり、身分証を提示したうえで身分証と異なる内容の買取書類を相手が書いたりした場合、条件が不一致となり捜査の対象となります。つまりは不正をしたものを暴くために本当の身分を知る必要があり、そのために買取店側は身分の提示を求めるのです。

捜査をする場合に有効となる身分証明書

珊瑚の買取後に買い受けをした商品が不正な品物であった場合、売却を依頼した側は捜査に協力をするという形で身分証明証から身分を割り出すことが容易となります。この身分証明証は、自己の身分を証明するとともに相手の方に信頼を与えるための物です。買い手側は万が一商品が不正であることを知らずに珊瑚を売却した場合、身分を証明して売却を望む人に対しては不審に思わないでしょう。

逆に身分をきちんと証明しなかった人、身分証を偽造した人に対して「何かやましいことがあるのでは」と考えるのは自然なことです。このように、身分証明証は自己の身分を明確にしたうえで取引において問題があった場合、客側に捜査協力を依頼することも可能となるのです。

その後事件が解決して売却を望んだ側に落ち度がなかった場合には、継続してお店の利用も可能であるため、身分証を提示することはお店側にとっても買取を望む側にとっても必要な処置であるということです。犯罪を抑止したり、犯罪者が自由に商品を売買したりできないようにするためには、身分証の提示を必要とし、事件発生後には身分証明書から身元を割り出すために必要な処置が身分証の提示になります。

 

珊瑚の買取において、身分証明証が必要である理由は不正による売買をなくす、または抑止するために必要な処置です。珊瑚は高価格のものもあるため、安全を守るためにはしかたないことといえるでしょう。プライバシーが気になるようであれば、情報の取り扱いについて明確にしている買取店を選ぶ、店舗スタッフに情報の取り扱い方法を聞いてみることをおすすめします。




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