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鮮やかな色合いをいつまでも!赤珊瑚のメンテナンス方法とは?

公開日:2021/06/15   最終更新日:2021/06/16


珊瑚は自然界の産物として古くから世界中で親しまれており、中でも赤珊瑚は深紅に染まる鮮やかな美しさから、最上級の珊瑚として多くの人を魅了してきました。しかし、鮮やかな赤色であっても、しっかりと手入れをしなければ徐々に色褪せてしまいます。この記事では、赤珊瑚の鮮やかな色を保つためのメンテナンス方法について解説しましょう。

赤珊瑚が変色してしまうワケとは?

珊瑚に含まれる主成分の「炭酸カルシウム」は塩酸などの強酸に反応し、二酸化炭素を放出するという性質から酸に溶けやすいという特徴があります。そのため、赤珊瑚も酸に触れてしまうことで、変色や色褪せを起こしてしまうのです。

汗などの酸に弱い
珊瑚の変色や色褪せを起こしてしまう主な原因のひとつとして、「汗」が挙げられます。珊瑚が汗に濡れることで変色してしまう恐れがあるので、赤珊瑚のジュエリー、アクセサリーを身につける際は直接肌に触れないように注意してください。しかし、ジュエリーやアクセサリーを身に着けている以上は、肌に触れてしまうものなので、汗が付着してしまうのは避けられません。

必要以上に珊瑚を直接触れない、身に着けた後には必ず柔らかい布などを使用して汗やほこりを拭き取るなど、日々の手入れを心がけましょう。また、珊瑚のジュエリーやアクセサリーを身に着ける際は、果汁やお酢など酸性を含む液体が珊瑚につかないように注意してください。

汚れが目立ってきた時の赤珊瑚のメンテナンス方法

赤珊瑚の鮮やかで美しい赤色を保つためにはこまめにメンテナンスを行うことが重要です。珊瑚は生物由来の宝石であることから、ほかの宝石と比べると熱や紫外線に弱いとされています。

また、表面が傷つきやすいなど非常にデリケートなため、メンテナンスする際は取り扱いに充分注意してください。ここでは、赤珊瑚の価値と美しさを保つための正しいメンテナンス方法を紹介します。

柔らかい布で優しく拭く
赤珊瑚のジュエリーやネックレスを外した後は、柔らかい布などで優しく汗や汚れを拭き取ってください。汗や化粧品、果汁などの酸性を含んだものが珊瑚についてしまった場合は、なるべく早く拭きとるようにしましょう。汚れが落ちにくい際は軽く水洗いをしても問題ありません。

しかし、珊瑚は熱に弱いため乾かす時にドライヤーなどを使用せず、水気を柔らかい布でしっかりとふき取って自然乾燥させてください。強くこするのは色落ちやツヤ落ちの原因となるので、表面をやさしくなでるように汚れを拭き取りましょう。

磨き直し
日々の手入れを行っていても、珊瑚の表面のツヤや光沢は時間と共に失われていきます。ツヤや光沢が落ちてしまった際は、表面部分を研磨剤で磨くことで、本来の美しさを取り戻せるでしょう。自分で磨くのが不安な人や研磨剤を持っていない人は、珊瑚の手入れに対応している専門店に相談してみてください。

赤珊瑚の保管方法にも気を付けよう!

赤珊瑚の鮮やかな美しさを保つためには、日々のメンテナンスだけでなく、保管方法にも気を付けましょう。日々のメンテナンスと正しい保管方法で、赤珊瑚の価値を保てます。

高温の場所や紫外線の強い場所に保管しない
ジュエリーやネックレスを付けたまま調理場で火を扱ったり、暖房機器の付近、真夏の車内などに珊瑚を置いたりすると、珊瑚の品質が落ちてひび割れてしまう恐れがあるので注意してください。また、強い紫外線を浴びてしまうと変色してしまうので、珊瑚を保管する際には紫外線の影響を受けない風通しのよい冷暗所に保管しておくとよいでしょう。

他のジュエリー、アクセサリーと擦れない場所に保管する
珊瑚は鉄鉱石由来の他の宝石と比べると脆いので表面が傷つきやすいです。そのため衝撃に弱く、他のジュエリーにぶつけてしまったりすると欠けてしまう恐れがあります。保管する際には他のジュエリーやアクセサリーと擦れない個別の場所に保管しましょう。

 

ここでは、赤珊瑚の鮮やかな色合いを保つために欠かせないメンテナンス方法や正しい保管方法について紹介しました。赤珊瑚の鮮やかな赤色と価値を保つには、日々のこまめなメンテナンスと正しい保管方法で管理することが大切です。貴重な赤珊瑚の価値を保つのはもちろん、買取に出す際にも、手入れが行き届いた品質の高い赤珊瑚は高額で買い取ってもらえる可能性があります。