価値の高い本物の珊瑚を見分ける方法とは？必要な道具もあわせて解説！

美しい珊瑚の宝石は、希少価値があるものとして多くの人から愛されています。しかし、価値の高い珊瑚の中に、偽物も混ざっている可能性があるようです。それでは、どうすれば本物の珊瑚を見分けることができるのでしょうか。こちらの記事で見分け方を詳しく解説します。必要な道具もあわせて紹介するので、チェックしてみてください。

珊瑚は偽物が多く出回っている！

高級宝石の1つである珊瑚。残念ながら、偽物も多く製造され市場にも出回っています。しかも偽物の珊瑚は非常に巧妙に作られているため、見た目のみで判断することが難しいほど。

偽物の珊瑚はプラスチック・樹脂・海竹（シーバンブー）・ガラスなどで作られていることが多く、質感や触った感触に大きな違いがあります。

価値の高い本物の珊瑚を見分ける方法

では、どうすれば本物の珊瑚を見分けることができるのでしょうか。

一番簡単な見分ける方法は、珊瑚を火であぶってみることです。この際、くれぐれも火事や火傷には注意してください。染色しているものであれば、表面の塗料が溶け始めメラメラと燃え出しますが、本物の珊瑚であれば燃えることはないでしょう。

また、見た目の特徴で鑑定を行うこともできます。見た目だけで判断するのは難しいですが、いくつかのポイントがあります。

本珊瑚の表面には、年輪のような縞模様があるのを覚えておきましょう。しかし、出回っている偽物の珊瑚の中にも、高度な染色技術で模様をつけている場合もあります。

また珊瑚の特徴として、枝珊瑚の根元に近い部分に見られる「虫食い」や、日本近海で取れる珊瑚には、原本の中心部に白い色の「フ」と呼ばれる模様があります。

「虫食い」や「フ」などは、アクセサリーとして加工する際には目立たないように裏側に隠しておくものです。しかし、わざわざ見えるように加工しているのであれば、それは本物ではない可能性が高いといえるでしょう。

さらに、枝の本珊瑚は軽く叩くと金属音のような高い音がするという特徴があります。ただし、叩きすぎると割れてしまう危険があるので注意しましょう。

これらの方法で本物の珊瑚を見分けることもできますが、一番確実で安心な見分け方は、専門店での鑑定です。少しでも不安があるなら、実績あるプロの鑑定士がいる専門店にお願いしましょう。

本物の珊瑚か見分ける際に必要な道具

本物の珊瑚か見分ける際に必要な道具を4つ紹介します。

まず、10倍以上拡大可能なルーペです。ルーペを使って、表面の模様を見てみましょう。本珊瑚のすべてにあるわけではありませんが、年輪のような模様を持つ珊瑚があります。肉眼で確認しづらいので、10倍以上拡大できるルーペを使って見てみましょう。模様に不自然な線があったり、無機質に見えたりする場合は偽物の可能性があります。

次に、ピンセットとライターです。前にも述べましたが、本物の珊瑚か見分ける際に、火であぶるという方法があります。その際、ピンセットで珊瑚をつまんで熱であぶりましょう。

珊瑚は熱に強いとはいえ、熱を加えすぎると珊瑚にヒビが入ってしまう事も考えられます。表面に変化が出るか確認しつつ、注意して行ってください。この時、熱を当てて表面に変化がなければ本物の珊瑚の可能性が高いといえるでしょう。

さらに、ハンマーやトンカチなどの道具を使うこともできます。これらを使って、珊瑚を叩くことで本物かどうかを見分けることができるでしょう。しかし、力加減を間違ってしまうなら、珊瑚が傷んでしまうこともあります。そのため、ハンマーやトンカチなどを使う方法はあまりおすすめできません。

珊瑚は、偽物も多く製造されて市場に出回っています。そのため、しっかり本物を見分ける方法を知っておくことは大切です。自分にできる方法を試して、本物の珊瑚を見分けましょう。