珊瑚・赤珊瑚の買取査定専門業者5選を比較形式でご紹介!【珊瑚のネックレスや指輪等アクセサリーの売買におすすめ!】

地中海珊瑚にはどれだけの価値がある?いくらで買取可能かご紹介!

公開日:2022/11/01   最終更新日:2022/11/07


「珊瑚」と聞くと海中で魚が隠れる、木のような石のようなものを思い浮かべる方が多いですが、珊瑚の中には色が鮮やかで美しく、宝石として取引されている「地中海珊瑚」という珊瑚があります。ここでは地中海珊瑚の産地や魅力、どの程度の価格で取引されているのかなど地中海珊瑚の基礎知識をご紹介します。

地中海珊瑚の魅力

地中海珊瑚の歴史は古く、0年代からお守りとして使われていたといわれています。地中海珊瑚は色ムラが少なく、加工すると非常に美しい赤色になります。ただ、ほかの珊瑚にくらべ柔らかく繊細で傷つきやすいことで廃棄率も非常に高いという特徴があります。地中海珊瑚の原木のサイズはそれほど大きなものではありません。

また、地中海珊瑚は1年で4~8ミリほどしか成長しません。生え始めてから小指程度の大きさに成長するまでに50年近くかかるため、絶滅を防ぐため分布状況や取引の調査を求めることがワシントン条約の締結国会議でも可決されています。地中海珊瑚を綺麗な球体に加工する際、元の大きさの半分~4分の3は削られてしまいます。宝石に加工することのできる珊瑚が少ないうえに、廃棄率も高いため希少性が高まり、高値で取引されています。

地中海珊瑚は1200年ごろから地中海沿岸、インド、中国と輸出範囲も徐々に広がり、イヤリングやビーズ、ネックレスなどのアクセサリーや額縁、宝石箱、トレーなどの装飾品などさまざまなものに使用されてきました。日本にも奈良の正倉院宝物蔵にも当時シルクロードを渡ってきた地中海珊瑚が収蔵されています。地中海珊瑚は明るく鮮やかな色合いが魅力です。「フ」と呼ばれる色ムラもなく、色が均一されている分仕上がりも非常に美しくなります。

地中海珊瑚の産地

地中海珊瑚はその名のとおり、地中海沿岸のイタリア、ギリシャ、スペイン、フランス、チュニジア、アルジェリアなどが産地です。また、北太平洋西部やハワイ、ミッドウェイ周辺も産地として知られています。地中海珊瑚は別名を「サルディ」といいますが、これはイタリア西部の島サルディニアが地中海珊瑚の産地であったことに由来します。地中海珊瑚は90%がナポリで加工されたといわれています。

地中海珊瑚の買取価格

地中海珊瑚の買取価格は、1グラムあたり18万~36万と非常に高額です。加工された地中海珊瑚は6ミリ前後のものがほとんどで、1センチ以上の大きさの地中海珊瑚は希少性が高いです。1センチ以上のダイヤモンドトップであれば20万円近く、0.1カラットのダイヤが1カラット分連なっているものであれば90万円弱の値がついています。

小さいものでもタイピンで9万円、7ミリ程度のピアスで3万円、裸石であればなんと150万円という価格がついています。サイズだけでなく、カラーグレードやカット技術が高い場合も高額になります。地中海珊瑚は非常に資産価値の高い宝石といえます。持っている地中海珊瑚を売りたい、と考えている人はしっかりと買取業者の選定をしましょう。

宝石の買取業者はグラム数の小数点以下を切り捨てる業者よりも、小数点以下まで計算してくれる業者がおすすめです。地中海珊瑚は小さくても高額で取引されているので、とくに複数点数を売りたい場合は小数点以下のグラム数もバカにできません。事前に複数業者を比較検討しておきましょう。

まとめ

イタリアをはじめとした地中海沿岸地域でとれる地中海珊瑚は、原木が小さいうえに廃棄も多いことから、小さなサイズであっても高額で取引されており、カットがよい場合はさらに値が上がります。日本で販売されている赤い珊瑚の数珠の9割以上は地中海珊瑚です。鮮やかでムラのない美しい赤が魅力的な地中海珊瑚は、古くから多くの人に愛されてきました。地中海珊瑚が気になる方は、一度手にとってみてはいかがでしょうか。