壊れたジュエリーでも珊瑚の買取は可能?リングやネックレスなどの査定相場
珊瑚を使っているジュエリーは壊れていても買取可能となっている専門業者があります。査定相場を知ることで損することなく安心して買取することができます。では、買取相場はどのくらいになっているのか紹介していきます。
アクセサリーが壊れていても買取依頼ができる
珊瑚は昔から宝飾品などで愛されてきた宝石です。リングやネックレス、ピアスなどさまざまなアクセサリーに加工されていて、彫刻などの美術品にも使われています。
近年では、中国での需要が高くなっているため、高値で取引ができる中国へ販売する方が多く、国内での摂取量は温暖化の影響や乱獲などで世界的に流通量が減っていることからも、国内での希少性が高まっています。そのため、壊れたジュエリーでも買取を行うことが可能です。壊れている状態でも珊瑚自体の価値は変わらないためです。
ピンが曲がっているブローチや、中の糸が切れているネックレス、変形したりくすんでしまったりした指輪でも買取ってもらえる会社があります。中でも、日本近海である小笠原諸島や五島列島などが産地である、血のように深い赤色が魅力の血赤珊瑚は、極めて高値で取引されているため、ジュエリー自体が壊れていても傷がなければ、高値で買取してもらえる可能性が高まります。
リングやネックレスの買取相場とは
リングやネックレスなどの珊瑚がついたアクセサリーの価格相場は、色の濃さや粒の大きさによっても大きく異なります。しかし一般的な買取価格は数万円からで、アクセサリーの場合は35,000円から42,000円と言われています。
珊瑚部分にヒビ割れがなくきれいな状態であれば、更に価格アップも望めます。傷がないことに越したことはありませんが、珊瑚は生物由来な宝石のため表面に傷があったとしても傷をとることで使用できるので、傷の影響で無価値にはなりません。
ただし、近年では市場に多くの偽物が出るようになってしまったため、偽物を使用したアクセサリーも存在するようになりました。そのため、査定してもらうときには注意が必要です。鑑別書を持っている場合は安心して査定をお願いできると思いますが、偽物の場合はプラスチック製が多く、表面をじっくり見て小さな穴が一つもない場合は、偽物の可能性があります。
本物かどうか確実に見極めるには、プロの鑑定が一番確実ですが、万が一偽物だった場合、残念ながら高価買取には至らないでしょう。
高価買取してもらえるポイントとは
珊瑚を高価買取してもらうためには、色と傷、形に注目してみましょう。色は、深い赤色でグレードが高い血赤珊瑚が高値で取引されています。また、深い赤色の他には全体的に均一なピンク色、純白のものなど、色ムラや白濁などがない場合は価値が高くなります。
傷については珊瑚にフが入っていない物が大変貴重となっています。フとは珊瑚の骨のような部分のことを指し、ネックレスなどに加工する場合には、この部分に穴をあけて糸を通すことで模様を隠します。アクセサリーの表面部に、このフが表れていない物は非常に高値となります。傷や虫食いの跡などがないとなお高値が期待できます。
形は真珠のような丸いボール型の一番価値が高く、次いで楕円のような形など丸い物が高価となっています。近年では、水滴のようなドロップカットと呼ばれる形も人気の傾向があるため、このようにカットされた珊瑚のアクセサリーを持っている方は高価買取の期待ができるでしょう。
珊瑚はリングやネックレスなどのアクセサリーなどに加工されている物ですが、アクセサリーが壊れてしまっても、珊瑚自体に価値があるため買取してもらえることができます。特に血赤珊瑚は貴重となっているため、自宅に眠っている物がある方は一度査定を検討してみてはいかがでしょうか。