近年の珊瑚の需要とは?今後の需要の変化についても解説!
珊瑚は、ナチュラルながらも品のある宝飾品として知られてきました。しかし、最近では使用しなくなった珊瑚のアクセサリーを持っている方もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、近年の珊瑚の需要や、今後の需要の変化について解説します。珊瑚の買取をしたいと考えている方は、最後まで読んで参考にしてみてください。
近年の珊瑚の需要とは?
近年、国内での珊瑚の需要は横ばいですが、中国経済の発展とともに、中国での需要が増加して市場規模が広がってきました。
中国では赤珊瑚人気を皮切りに、2016年には珊瑚の相場も一時最大でグラム7,000円高騰しましたが、現在は4,000円〜6,000円の間で落ち着いています。このことから、中国の動きが活発になり、珊瑚市場に大きな変動を与えることが今後も予想できるでしょう。
中国において赤色は、「お祝い・魔除け・幸運をもたらす」といった意味のある人気の色。日本産の赤珊瑚は、縁起物としても大変人気があり、近年では投資目的出に需要も増えています。とくに、赤珊瑚の原木できれいな扇形をしている商品には高値が付いているのです。
赤珊瑚の1cmの成長には、30〜50年という長い年月が必要。また、年々珊瑚の採取量が減っていることからも希少価値が高いということがわかるでしょう。希少性・認知度・美しさからも珊瑚は、貴重な宝石の1つなので、相場が崩れるようなことはないでしょう。
しかし、珊瑚は富裕層の嗜好品であるため、中国経済や世界経済の落ち込み、象牙のような取締や規制があった場合は、珊瑚相場が下落する恐れも。
今後、珊瑚の需要はどのように変化していくと予測される?
今後、珊瑚の価値は高騰すると考えられますが、それには2つの理由があります。
1つ目の理由は、赤珊瑚が獲れなくなってきているからです。「珊瑚の白化現象」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。これは、海水温の変化や水質汚染によって珊瑚が死滅してしまう現象のことです。また、地球温暖化も影響しているとされています。
2つ目の理由は、人間による乱獲によって珊瑚が減少しているからです。前にも述べましたが、珊瑚の成長速度は非常に遅く、赤珊瑚の1cmの成長には、30〜50年という長い年月が必要といわれます。
そのため、珊瑚の保護活動が盛んになったとしても元通りになるまでは相当な年月が必要です。供給量が少ない状況が続くため、必然的に珊瑚の価値は高騰していくと考えられます。
高価買取が期待できる珊瑚の特徴
高価買取が期待できる珊瑚には、どんな特徴があるか確認する方法を紹介します。
まず、珊瑚を買取査定する際には「本物なのか」「珊瑚の色」「大きさ」などをチェックしましょう。珊瑚は古代から宝飾品として人気だったこともあり、残念ながらニセモノも多く存在しています。そのため、本物かニセモノなのかを確認することは大切です。
次に、珊瑚の色と大きさをチェックしましょう。珊瑚は色によって、「血赤珊瑚」「赤珊瑚」「桃色珊瑚」「白珊瑚」と分類できます。「血赤珊瑚」が最も希少価値の高い珊瑚です。
また、珊瑚は大きいほど価値が上がり、一般的に10mm以上なら希少価値があると考えられています。さらに、珊瑚の状態や使用している素材などをチェックしましょう。保存状態が良好で、金やプラチナなどの素材が使用されているなら、プラス査定を期待できます。
近年、国内での珊瑚の需要ではなく中国での需要が増加して市場規模が広がってきました。希少性・認知度・美しさからも珊瑚の人気は続くことでしょう。地球温暖化や、供給量が少ない状況が続くため、必然的に珊瑚の価値は高騰していくと考えられます。使っていない珊瑚のアクセサリーがあるのなら、買取査定してみるのはいかがですか。