珊瑚の中でも希少性が高め!偽物の赤珊瑚を見分ける方法とは?
珊瑚は宝石の中のひとつです。鮮やかな朱色のものがよくみられますよね。珊瑚の中でも価値が高く、高価買取が期待できるのが赤珊瑚です。しかし、赤珊瑚の中には、偽物も多く存在するようです。こちらの記事では、赤珊瑚の特徴や偽物の赤珊瑚を見分ける方法を解説していきます。偽物をつかまされないように、あらかじめチェックしましょう。
赤珊瑚とは?
赤珊瑚は深い赤色の珊瑚です。珊瑚の中でもとくに人気が高く、希少価値も高いことで知られています。赤珊瑚にはカラーグレードがあり「色味・色ムラ・ヒ・フ・白濁・キズ」などの点を5段階で評価します。
赤珊瑚はとても価値の高い珊瑚です。赤珊瑚は、主に「日本産」と「地中海産」の二つの産地があり、赤珊瑚の硬度や色味、形の形状も少しずつ異なります。日本産の赤珊瑚は非常にクオリティが高く、高額なものだと1g当たりに7,000円という金額で査定されることも。
中国を中心にアジア圏での価格高騰が激しく、富裕層の中では高値で取引されています。中でも、「血赤珊瑚」は、5〜4までのカラーに当てはまり希少価値が高いと見られています。
偽物の赤珊瑚を見分ける方法
赤珊瑚は、高価であるがゆえに、出回っているものの中には単に染色しただけの偽物も存在するようです。査定を受けるのが一番よい方法ですが、ある程度は自分で確かめることが可能です。
まず、偽物と天然の珊瑚で最も異なる点は、「熱の伝わり方」でしょう。偽物の場合、プラスティックなどで加工して作られているため、熱を加えるとドロドロになってしまったり、高い熱を持ったりするかもしれません。
しかし、天然の珊瑚は熱をほとんど伝えません。それで、溶けることはもちろん、火であぶったとしても珊瑚自体がそこまで高い熱を持つことはないでしょう。
とはいっても、珊瑚を火であぶるのは気が引けますよね。その際は、白熱灯などの上に置いて熱を伝えることもできます。これで高い熱を持つようであれば、偽物の産後の可能性があるでしょう。
また、見た目から本物の珊瑚を見分けることもできます。本物の珊瑚であれば、表面に特有な模様が見られるでしょう。表面がツルツルで何も模様がないのであれば偽物の可能性が高いと判断できます。
さらに、珊瑚にはサンゴ虫と呼ばれる虫が生息しています。そのため、これが住み着く穴である虫穴を表面に確認できなかったなら偽物の可能性があるでしょう。
偽物であってもアルミセラミックスなどを使って作られているものは、本物そっくりで見た目だけでは判断できません。その場合は、「熱の伝わり方」で偽物かどうかを判断しましょう。
高価買取が期待できる赤珊瑚の特徴
高価買取が期待できる赤珊瑚の特徴を3つ紹介します。
1つ目は、色味・カラーです。赤珊瑚の色味の幅は広く、5段階に分けられます。その中でも、最高級品と称される珊瑚は「血赤珊瑚」と呼ばれるものです。赤黒い血のような色味をしています。とくに、高知県近海で採れる血赤珊瑚は、世界的に見ても希少価値の高い最高級品です。
2つ目は、色ムラです。珊瑚は、「フ」や「色ムラ」のなく、単一な色調のものほど美しく価値が高いとされています。「フ」とは、日本産・赤珊瑚に見られる白い斑点や、模様のこと。白濁があったり、マーブル模様があったりするような珊瑚には高値が付きづらい傾向が見られます。
3つ目は、くぼみや傷です。天然珊瑚は、自然界で作り出されるもののため、表面には僅かな傷や凹みがあることも。くぼみや傷がなく、艶やかな珊瑚ほど価値が高いといわれています。
赤珊瑚は珊瑚の中でもとくに人気が高く、希少価値も高いものです。しかし、偽物が多く存在するため、本物の赤珊瑚を見分ける方法を知っておくことが必要だといえます。見た目や、「熱の伝わり方」をみて本物の珊瑚かどうかを判断しましょう。