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知っておきたい!鑑別書と鑑定書の違いは?

公開日:2026/03/15  

鑑別書

宝石を売却したり購入したりする際「鑑定書」や「鑑別書」という言葉を目にすることがあります。どちらも宝石に関する証明書ではありますが、じつはその記載内容は大きく異なります。本記事では、鑑定書と鑑別書の違いを整理するとともに、珊瑚の買取において鑑別書がどのように関係してくるのかについてくわしく解説します。

鑑別書と鑑定書の違い

宝石には大きく分けて「鑑定書」と「鑑別書」という2種類の証明書があります。どちらも宝石の情報を示す書類ですが、じつは証明力の強さの違いというよりも、鑑定の対象となる宝石や目的の違いによって名称が分かれています。

鑑定書

「鑑定書」は、別名「ダイヤモンド・グレーディングレポート」とも呼ばれ、近年では「鑑定書」という名称よりもグレーディングレポートという表現が一般的になりつつあります。鑑定書は宝石の中でもおもにダイヤモンドに発行される証明書で、ダイヤモンドの品質を決定する「4C」と呼ばれる4つの評価基準が記載されています

・カラット(Carat):ダイヤモンドの重量、数値が大きいほど石も大きい
・カラー(Color):色の透明度や色味、一般的には無色透明に近いほど価値が高い
・クラリティ(Clarity):透明度や内包物・傷の状態を基準に透明度を11段階で評価する項目
・カット(Cut):カットの形状や仕上がり

また鑑定書は、基本的にジュエリーに加工される前のダイヤモンドを鑑定するものとされており、小さなメレサイズのダイヤモンドには、一般的に鑑定書は発行されません。

鑑別書

一方の「鑑別書」は、宝石の種類を科学的に分析し「その石が何の石か」という結果をまとめた証明書です。鑑別書はダイヤモンドだけではなく、ルビーやサファイア、エメラルド、珊瑚などあらゆる宝石に対して発行される可能性があります。ダイヤモンドの場合でも、すでにジュエリーとして加工されたものに鑑別書が発行されるケースがあります。

鑑別書の役割は、宝石の価値を評価することではなく、その宝石がどの鉱物なのか、天然石なのか、合成石なのかといった点を科学的に判断することにあります。重量やサイズなどの基本情報は記載されますが、ダイヤモンドの鑑定書のように詳細な価値評価が行われるわけではありません。そのため、鑑別書が付いているからといって必ずしも宝石の価値が高いとは限らないという点には注意が必要です。

鑑別鑑定書と保証書

似た名称の書類として「鑑別鑑定書」や「保証書」があります。鑑別鑑定書は、おもに真珠に対して発行される書類で、テリ(光沢)やマキ(真珠層の厚さ)など、真珠特有の評価項目が記載されます。一方の保証書は、宝石やジュエリーを販売した店舗が独自に発行する書類です。販売店ごとに基準が異なるため、公的な証明という意味では鑑定書や鑑別書に比べて信頼性はやや弱いといえます。

珊瑚の買取でも重要!

先述したとおり、鑑別書とは、宝石を科学的に検査・分析し「その石が何の鉱物なのか」を示した分析結果の報告書です。ただし、鑑別書には重要なルールがあります。それは、宝石の価値や産地を記載してはいけないという点です。あくまで科学的な分析結果を示す書類であり、宝石の市場価値を評価するものではありません

したがって、鑑別書が付いているからといって宝石の価値が上がるわけではないのです。極端にいえば、価値がほとんどない石でも鑑別書は発行してもらえます。鑑別書に記載される項目は発行機関によって多少異なりますが、一般的には1〜10程度の分析項目(偏光性、屈折率、比重、蛍光性など)が記載されています。これらの科学的データをもとに「この宝石は○○である」と判断する仕組みです。

つまり、鑑別書は珊瑚の品質を評価する書類ではなく「珊瑚であることを証明する資料」としての役割が中心になります。そのため、実際の買取現場では鑑別書の有無によって買取額が大きく変わるとは限りません。

多くの買取店では、珊瑚の色・サイズ・形状・状態などを総合的に確認して査定を行います。ただし、鑑別書があることでメリットがないわけではありません。たとえば電話で査定の問い合わせをする場合や店頭での査定時に、鑑別書に記載されている重量やサイズなどの情報を伝えることで、査定の目安をスムーズに提示してもらえることがあります。

まとめ

鑑定書と鑑別書はどちらも宝石に関する証明書ですが、役割は大きく異なります。鑑定書はおもにダイヤモンドの品質を4Cで評価するグレーディングレポートであるのに対し、鑑別書は宝石が何の石であるかを科学的に証明する分析結果の書類です。珊瑚の場合も鑑別書は天然かどうかなどを確認するための資料であり、必ずしも価値を決めるものではありません。ただし、宝石の情報を把握する手がかりとして、査定や問い合わせをスムーズにする役割はもっています。