ピンク色の珊瑚の価格の相場はどれくらい?
生物由来の宝飾品として、昔から世界中で愛されてきたのが珊瑚です。なかでもピンクの珊瑚は、市場でも需要・人気共に高い状態が続いています。品質や保存状態さえ良ければ、高額買取も決して夢ではありません。実際に買取ってもらう前に、相場や査定について詳細を把握しておきましょう。
市場の状況は、どうなっているのか
ダイヤモンドやサファイア、ルビーやエメラルドは世界の四大宝石と呼ばれています。もちろん日本を含めアジアにおいても、四大宝石が注目を集めているのはいうまでもありません。しかしこの四大宝石以外にも高い人気を誇っているのが「珊瑚」なのです。
珊瑚は持っているだけで、珊魔除けや富の蓄積、健康長寿等を叶えることができると言われています。日本国内においても古くから宝飾品や嗜好品として重宝されてきました。現在でもさまざまなアクセサリーや調度品の一部などに加工され、愛用され続けています。
原木に仏像や龍等を彫り込んだものは、美術品として取引されています。日本国内に限らず、海外でも人気の珊瑚の市場規模は年々拡大し続けています。とくに同じアジアである中国での珊瑚のニーズは高く、中国市場への販路を開く買取業者も多くなっています。しかし珊瑚の採取量は年々減少し続けているため、希少性は高まり続けているといえます。
珊瑚の相場価格は、どのように決まるのか
珊瑚の相場価格は、需要と供給によって変動します。手っ取り早く、相場価格を把握できるのはオークションサイトです。オークションサイトは、個人向けのモノだけではありません。業者同士が使用する、オークションシステムというものがあります。両方をチェックするだけで、ある程度の相場価格というものが把握できるのです。
珊瑚を贅沢に使った商品が出品されると、複数の業者が値段をつけ合い、最も高い金額を提示した買取業者がそれを落札します。高値が付けられるポイントは各業者によって異なる点もありますが、大きさや形・ツヤ・キズなどの要素をベースに価格がつけられます。最近急増しているのが、中国をはじめ海外の顧客をメインに販売している店舗です。
似たような商品でも、入札希望者同士で競り合いが始まるため、値段に多少のバラつきが出てしまいがちです。しかし近年相場価格より、高値で落札される傾向にあります。誰しもが1円でも高く、買取って欲しいと願うものです。安く買い叩かれないためにも、個人間・業者間両方のオークションサイトへアクセスし、相場価格というものを事前に調べておきましょう。
ヨーロッパで人気が高いのは、ピンク珊瑚
ピンク珊瑚は2010年代半ばに、中国で人気に火が付きました。最大でグラム7,000円もの相場価格が、付けられたのは記憶に新しいところです。ピンク珊瑚の相場価格は、オークションサイト等でおよそ7,500円前後が付けられています。赤や紅以上に、ピンクの人気が最も高いのは、ヨーロッパです。アフターコロナを見据え、ヨーロッパ(EU)における経済の動きは、次第に活発になりつつあります。経済がV字回復を遂げた場合、ピンク珊瑚の相場価格自体はより一層、高騰し始めるかもしれません。
珊瑚の相場価格を調べたい場合、専門業者に依頼したほうがより確実です。専門業者は、1社だけに限定するのは避けましょう。なるべく複数の業者に査定してもらったほうが、より正確な相場価格を算出してもらえる可能性が高くなるからです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、最近では宅配等で査定を受けるほうが、主流になりつつあります。手持ちの商品を幾らで買取ってもらえるのか、興味がある場合まずは査定を受けてみて下さい。予想以上の査定金額が付けられ、驚いてしまうこともあるかもしれません。。