珊瑚・赤珊瑚の買取査定専門業者5選を比較形式でご紹介!【珊瑚のネックレスや指輪等アクセサリーの売買におすすめ!】

桃珊瑚とはどのようなもの?買取に出す前のチェックポイントを解説!

公開日:2022/03/15  

宝石として扱われる珊瑚にも種類があり、色によって赤珊瑚、白珊瑚、そして桃珊瑚などと呼ばれるものもあります。そのうちの桃珊瑚は、珊瑚の買取においても高値で取引されるといわれています。この記事では、桃珊瑚とはどのような珊瑚なのか、どのような桃珊瑚が高値で売れるのかなどについて詳しく解説します。

桃珊瑚とはどのようなもの?

桃珊瑚は、日本の小笠原列島や五島列島、奄美、沖縄、宮古島周辺の、水深200~500mほどの海底に生息しています。桃珊瑚は宝石珊瑚の中でも大型で、粘りが強いという特徴があり割れにくいため、古くから仏像などの彫刻にも用いられてきました。

珊瑚は赤珊瑚の中でもとくに深みのある赤色が鮮やかな「血赤珊瑚」が人気で、中国や台湾では高値で取引されますが、ヨーロッパでは赤珊瑚よりも桃珊瑚が人気のようです。

桃珊瑚は色味に幅があり、赤みが強いピンクから白っぽいピンク色までさまざまです。もっとも高値で取引される桃珊瑚は、薄いピンク色の「本ボケ」と呼ばれるもので、海外では「エンジェルスキン」と呼ばれています

桃珊瑚は一般的に色味がマーブル状になるものが多いのですが、本ボケ・エンジェルスキンの場合は単色で均一な淡い桃色が特長です。現在は採取が難しく、幻の珊瑚とも呼ばれています。

桃珊瑚の買取相場

桃珊瑚は色合いや大きさ、状態によって価格が異なります。珊瑚全体のランクごとの買取相場について説明します。

■Sランク

色が濃く深みのある赤色で表面に穴や割れがなく、最高ランクの珊瑚になります。買取価格は目安になりますが、大きさが7㎜~8㎜で1万円、10㎜なら3万円、20㎜なら70万円です。

■Aランク

色がやや濃く、表面に穴や割れがほとんどないもので、買取価格の目安は7㎜~8㎜で5,000円、10㎜なら2万円、20㎜なら35万円です。

■Bランク

色が赤に近い、色の濃さが平均的、表面に小さな穴・割れがあったり、白っぽい斑点模様がわずかにあるようなものです。買取価格の目安は、7㎜~8㎜で3,000円、10㎜なら1万円、20㎜なら20万円です。

■Cランク

色がピンクに近い、色が薄い、表面に穴や割れがあったり、白っぽい斑点模様があるものなどです。買取価格の目安は7㎜~8㎜で1,000円、10㎜なら3,000円、20㎜なら10万円です。

このようなブレスレットなどに加工しやすい丸玉は、直径が大きくなるほど買取価格も上がります。また丸玉がつながった桃珊瑚のネックレスでは、3~5万円前後が買取価格の基準になり、桃珊瑚の原木の置物では1~2万円前後が買取価格の基準となります。

実際にいくらの価格がつくのかは、その珊瑚の状態によっても左右されるので、信頼のおける業者に査定してもらうことをおすすめします。

高値で売却できる桃珊瑚とは?

高値がつく、高値で売却できる桃珊瑚について説明します。

白斑や色ムラがないこと

一般的に、桃珊瑚は珊瑚の価値を下げてしまう色ムラや白っぽい斑点模様がある個体が多く、だからこそ白斑や色ムラがないキレイな桃珊瑚は高値で取引されています。ただし、キレイに見える桃珊瑚の中には、着色や加工されたものもあるので注意してください。

彫刻された桃珊瑚

桃珊瑚は珊瑚の中でもとくに彫刻にむいており、原木が大きく粘り気があって加工しやすいという特徴があります。彫刻の桃珊瑚の場合は、サイズが大きければその分価格が高くなり、著名な作家の作品であればそれも高値買取が期待できます

作家名は落款(作家のサイン、刻印)を確認することでわかります。桃珊瑚自体の色合いや品質も、もちろん価格に影響します。

ダメージがないもの

どんなに大きく立派に成長した桃珊瑚でも、採取の際や採取後の取り扱いでダメージを受けてしまうと価値も下がってしまいます。ダメージによるヒビや穴、白斑などがない桃珊瑚は高値で売却することが可能です。

 

珊瑚は赤珊瑚なら色合いの濃いものが高値で取引されますが、桃珊瑚の場合は色合いの濃さよりも、色ムラやヒビのない、劣化していないことが重要視されます。

また、彫刻などに加工された桃珊瑚は高値で買取されることも多いのですが、使用している桃珊瑚ごとの個体差が影響し、期待したような買取価格にならない可能性もあります。価値のある桃珊瑚を高く売るためには、信頼できる買取業者選びが大切になるでしょう。