珊瑚の帯留めを売りたい!知っておきたい査定のポイントとは
珊瑚の宝石や帯留めは、買取業界では価値あるものとして評価されており、色や大きさ、状態によっては数十万円を超える高値がつくケースも少なくありません。自宅で使わないまま置いていたり、遺品整理で出てきたりした珊瑚の帯留めが、予想以上の高額買取になる可能性があります。本記事では、珊瑚の帯留めの査定ポイントなどを解説します。
珊瑚の帯留めは高値で買取可能
珊瑚といえば海の生き物というイメージが強いですが、なかには宝石珊瑚と呼ばれて、ジュエリーや帯留めなどに用いられているものもあります。珊瑚は自然のものなので、ジュエリーとして使えるほど状態がよいものが少ないうえに、近年では地球温暖化の影響で珊瑚の数が減ってきているというのも相まって希少価値が高まっています。
そのため、自宅で使わないまま放置している、あるいは遺品整理で出てきた珊瑚の帯留めが思わぬ高値で買取されるケースもあるのです。実際に竜宮城をモチーフにした桃色珊瑚の帯留めが6万円、赤珊瑚の帯留めが30万円で買い取られた実績もあります。
珊瑚の帯留めの査定ポイント
自宅に珊瑚の帯留めがあり、売却を検討している方はどのようなポイントで査定が行われるのか気になるものでしょう。というのも珊瑚だからといって必ずしも高値で売れるわけではなく、さまざまなポイントを総合的に判断して査定価格が付けられており、買取価格には差があるのです。
まず、珊瑚の色が査定でもっとも重要なポイントになります。宝石として使用される珊瑚は「血赤珊瑚」「赤珊瑚」「桃色珊瑚」「白珊瑚」などの種類があり、赤い見た目をしている血赤珊瑚や赤珊瑚は希少価値が高く高値がつきやすいです。
水深が不快ところでしか成長しないため、色が濃く、成長スピードも遅いので希少価値が高くなります。なかでも血赤珊瑚は赤黒い見た目をしており、最高級の珊瑚として評価されるでしょう。
そのほか、質や状態のよさ、大きさ、作家などで査定金額が変わります。珊瑚は自然の中で育つため、砂や波の影響で傷ついたり、ぼつぼつとした虫くいがあったりするものが大半です。そのため、状態がよい珊瑚は希少性が高くなることに加え、加工できる部分も限られるので大きい珊瑚の帯留めなら高額買取が期待できます。
高く売るために気をつけたいこと
希少性の高い珊瑚の帯留めを手放すなら、高く売りたいと考えるのは当然です。ただ、適当に査定先を選んでしまうと、きちんと価値が評価されずに相場よりも安価な査定額をつけられるかもしれません。
そこで、まずは相見積もりを取るようにしましょう。その際、珊瑚の買取実績がある業者や珊瑚専門の買取業者、骨董品買取業者などに依頼すると、適正な価値を判断してもらえる可能性が高いです。
また、相見積もりを取る前に、買取相場を調べておくのもおすすめです。相場を知らずに査定に出してしまうと、査定金額が適正かどうか判断できずに買い叩かれてしまう可能性があるため、インターネットなどで同様の帯留めの買取価格を調べておくようにしましょう。
そのほか、鑑定書や販売証明書、箱などの付属品をそろえておくこと、できるだけきれいな状態で保管しておくことも高く売るために気を付けておくべきポイントといえます。
まとめ
珊瑚の帯留めは、色や大きさ、状態によっては高額買取が期待できます。実際に数万円~数十万円で買取が成立した実績もあるため、不要な珊瑚の帯留めがあるなら売却を検討してもよいでしょう。
ただ、できるだけ高く売るためには、相見積もりを取ったり、事前に相場を調べて置いたりするほか、付属品をそろえておくことなどがポイントです。相場よりも安く買い叩かれないようにするためにも、ポイントを押さえたうえで売却を進めましょう。