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海で拾った珊瑚や貝殻を部屋に飾りたい!そのまま飾るのは危険?

公開日:2023/05/01  最終更新日:2023/04/21


海に落ちている珊瑚や貝殻をインテリアとして飾ると、家の雰囲気が一気に海っぽく、夏らしくなっておしゃれに感じられます。ただ、海で拾った珊瑚や貝殻はそのまま自宅に飾るのはいけないことをご存じでしょうか。そこで本記事では、海から持ち帰った珊瑚や貝殻を自宅に飾るときの注意点を解説します。

珊瑚や貝殻は飾る前に漂白が必要

海に行くと砂浜にたくさんの珊瑚や貝殻が落ちていて、自宅のインテリアとして飾りたいと考える方もいるでしょう。珊瑚や貝殻が自宅にあると、海っぽさが感じられておしゃれな印象になりますが、持ち帰ったものをそのまま飾るのは危険です。

というのも、珊瑚や貝殻に肉片や海藻、バクテリアが残ったままの状態になり、異臭の原因となるのです。そのため、持ち帰ったものをそのまま飾るのではなく、適切な処理をしてから飾る必要があります。

まず、貝殻はアルカリ性の表示がある漂白剤を水に薄め、一晩つけ置きします。その後、水道水で洗って乾かすのが基本の処理方法です。ただし、一晩漬けただけでは十分に臭いが取れていないと感じられる場合は、数日間つけ置きしましょう。貝殻は一週間程度つけ置きしていても問題ありません。

次に珊瑚ですが、こちらもアルカリ性表示のある漂白剤を使って処理します。ただ、貝殻と異なるのは濃度であり、珊瑚の場合は原液または少し薄めた薬剤に1週間程度つけておきます。つけ置きが終わったら水で十分に洗い流し、天日干しで乾燥させます。

つけ置きした後、漂白剤の臭い残りが気になる場合は市販のカルキ抜きを使うのがおすすめです。漂白すると色が抜けて真っ白な珊瑚になることもありますが、色が抜けない場合もあり、真っ白になるかどうかは珊瑚の状態によって異なります。

珊瑚を部屋に飾る前に注意するべきこと

海にある珊瑚や貝殻を悪気なく持ち帰っている方も多いですが、珊瑚や貝殻は国有財産として認識されており、日本全国で持ち帰るのは禁止だと法律で定められています。たとえ海岸で死んでいる珊瑚や貝殻、さらに砂であっても本来であれば持ち帰ってはいけないのです。みんなが自由に珊瑚や貝殻を持ち帰れるようになれば、どんどん減少して地形が変わってしまう危険性があるため法律で規制されているのです。

ただ、海岸にある珊瑚のかけらや数個の貝殻を拾う程度の採取なら厳しき取り締まられないケースが大半です。海に潜って原型の珊瑚を採取するのは自然破壊になるのでやめましょう。

珊瑚がどうしても欲しいときは購入しよう

インテリアとして原型またはきれいな状態の珊瑚を飾りたいと考えている方もいるでしょう。その場合は、珊瑚を購入するのがおすすめです。珊瑚は養殖されており、店舗に販売されている珊瑚の大半は養殖されたものです。珊瑚は密漁や地球温暖化などで年々減少していることが社会問題になっており、自然を保護する目的で販売する珊瑚は養殖されています。

何も知らなかったとはいえ、珊瑚を持ち帰って注意されてしまったというトラブルにならないよう、ルールを守った行動をしましょう。なお、貝殻や砂も本来なら持ち帰るのは禁止されていることを認識しておくことが大切です。

まとめ

海に行くと珊瑚や貝殻を持ち帰りたくなることがありますが、国有財産として認識されており、日本全国で持ち帰るのは禁止だと法律で定められています。ただ、海岸に落ちている珊瑚のかけらや少量の貝殻ならとくに取り締まりされていないケースが大半なので、旅行の思い出に少し持ち帰る程度なら問題ないでしょう。また、持ち帰った珊瑚や貝殻をそのままにしておくと異臭の原因になるので、アルカリ性の漂白剤につけるなど適切な対処を行う必要があります。