買取額に影響する!珊瑚を買取に出すのにおすすめなタイミングとは?
さまざまなカラーがある珊瑚は、海の宝石と呼ばれています。しかし、使う予定のない珊瑚のアクセサリーがあるのなら、買取に出すこともできるかもしれません。この記事では、高価買取が期待できる珊瑚の種類や、買取のタイミングについても説明します。
高価買取が期待できる珊瑚の種類
高価買取が期待できる珊瑚の種類は、主に6種類あります。
1つ目は、日本産の赤珊瑚です。中でも、高知県土佐湾で採れる赤珊瑚は希少価値が高いことで知られています。「フ」と呼ばれる白い斑点模様があることは日本産の赤珊瑚の特徴でしょう。
2つ目は、地中海産の赤珊瑚です。イタリア・フランス・スペインなど地中海沿岸の国で採取され、宝飾業界では「サルディ」と呼ばれています。原木は、高さ20〜30cm程しかなく、珊瑚の中でも小さい部類です。サーモンピンクやオレンジレッドなどの柔らかい色が多く、全体の色合いが均一という特徴があります。
3つ目は、血赤珊瑚です。主に日本で採れる珊瑚で、一般的な珊瑚に比べて透明感があって色が濃く、白い斑点やマーブル模様、「フ」が見られないことを特徴としています。
また、別名「オックスブラッド」といって血のように赤いことも特徴です。奄美大島・沖縄・宮古島・土佐湾の水深100〜300mの海底に多く生息していますが、水揚げ量が非常に少ないため貴重な種類として知られています。
4つ目は、紅珊瑚です。紅珊瑚は、血のように赤黒い血赤珊瑚よりも赤い赤色の珊瑚として、日本や地中海沿岸でも多く採取しています。多くの場所で採取可能なので、それほど希少価値は高くないでしょう。
5つ目は、桃珊瑚です。桃珊瑚は、薄いピンクやオレンジ、赤珊瑚に近い色までバリエーションが豊かです。海外では、薄いピンクの珊瑚は「エンジェルスキン」と呼ばれ、希少価値が高い珊瑚として愛されています。
6つ目は、白珊瑚です。白珊瑚の中でも、純白でまったく赤みがない白珊瑚は、希少価値の高さから高価買取が期待できるでしょう。
珊瑚の買取費用相場
珊瑚の中でも、貴重な血赤珊瑚は高級品とされているので、買取市場でも需要が高くなると思われます。原木の方が、加工されているものよりも人気があるため、価値が高くなるでしょう。キレイな状態の血赤珊瑚の原木の場合、数万円で買い取られた事例があります。
その他、アクセサリーに加工されているものなども、種類や状態によっては数千円から数万円で買い取ってもらえるケースも。しかし、これらの買取相場は珊瑚の産地や種類、状態など細かい査定ポイントによっても異なります。あくまで目安として考えるようにしましょう。
珊瑚を買取に出すのにおすすめなタイミング
珊瑚を買取はなるべく早めに出すのがおすすめです。珊瑚を含む宝石類は、保存状態がキレイなら買取額が高くなります。珊瑚の保存状態が悪ければ、珊瑚の価値を下げる恐れも。
珊瑚の主成分は炭酸カルシウムで、硬度が低く、汗や酸に弱いといった特徴があります。そのため、肌に触れる機会が多い珊瑚のアクセサリーなどは劣化する可能性もあるでしょう。着用後は柔らかい布で優しく丁寧に拭いてから、密封できる容器の中に保管することをおすすめします。
光や照明に含まれる紫外線によって珊瑚の光沢が失われていくこともあり得るので、劣化を進ませないためにも、早めの買取をしましょう。
手持ちの珊瑚の種類を知っておくなら、どれほどの価値があるかを知ることができるでしょう。買取相場は珊瑚の産地や種類、状態など細かい査定ポイントによっても異なります。買取を決めたなら劣化を進ませないためにも、早めの査定をおすすめします。