買取できる珊瑚の種類は?
珊瑚については、真珠と並んで生物による宝飾品ということで、あらためていうまでもなく古くより世界的な規模で愛用されてきました。
宝石の二次流通マーケットに関しても、最近のニーズはとても高いといえます。
そして、ここにきて欧州など外国からのニーズも大きくなっていることから相場も高くなっているといわれています。
買取できる珊瑚の種類は様々あります。
日本産の赤珊瑚の持っている主な特徴
宝石になりますと、深みが含まれる赤色を連想しますが、赤色に関しても濃さにより呼び方が変わって、加えて白もしくは黒といったカラーの珊瑚も見受けられます。
個々に希少性並びに産地も違い、買取に出すときも査定額には差があります。
赤珊瑚については日本の近海、主として小笠原列島や五島列島、さらに沖縄などが主だった産地となっています。
因みに地中海においても生息しており採取されていますが、日本産の方が大粒の状態でハイクオリティーといった評価を受けています。
日本産は血のような非常に深い赤色が魅力です。
原則として赤色が深いほど資産価値は上昇し、特に非常に濃い赤色を持っているものは、買取においても高い相場となっています。
ほかにも高知県の土佐湾において採取されているオックスブラッドはグローバルレベルで見ても希少価値の高い最高級品で高額買取が期待できるでしょう。
さらに日本産には「フ」と呼称される白い筋の模様が見受けられます。
色ムラが多くないほど高評価になるため、表に「フ」が出ないように加工が施されます。
こうした「フ」と呼称される模様は、日本産のみ見られ、地中海産との区別の場合も基準となります。
日本産で「フ」のないものが高水準の資産価値を持っています。
色の幅が非常に広い桃珊瑚の主な特徴
桃珊瑚の主だった産地については、赤珊瑚とほとんど違いがなく日本近海となっています。
非常に深い水深200から500mの海底より引き上げられることになります。
カラーの幅も非常に広く、赤にとても近いものから、白気味のピンク色までが該当します。
原則として血赤と照らし合わせると資産価値は劣ることになります。
しかしながら、ピンク色が均一的なコントラストのものは、あまり採取されることなく外国ではエンゼルスキン、さらに国内においては本ボケといわれていて、高い人気を誇っています。
特徴として粘り気が非常に強く、彫刻自体が施し易く、彫りの入っている帯留めであるとかペンダントそれから、ブローチや仏像といった彫刻物に活用されることが多いといわれています。
純白ほど資産価値が高い白珊瑚の特徴
白珊瑚については、沖縄近海もしくは東シナ海それから、五島列島近辺を中心として採取が実施されています。
また中国並びに台湾においても採取が施されており、旅行に出かけたときに目に飛び込んでくる多くは白珊瑚になります。
以前からこういった言い方が付いていますが、実際のものを手にするとピンクの斑点が見られるものが非常に多く、全体を通してピンクがかっているとかオフホワイトの状態に感じられます。
そして純白なものは希少価値が非常に高く、宝石の買取においても高い値段がつくといわれています。
宝石の買取に関して、珊瑚については昔からとても高いニーズを持っています。
日本産の血赤ならば、高い価格での査定も期待することができるでしょう。
買取価格におきまして重要なことですが、買取価格は種類によって大きく開きがあります。
種類につきましては、単刀直入にいうと色の違いといえます。
ひとつの例として同じ形でも血赤と赤では買取価格に圧倒的な差が生まれることも結構見られます。
ですから、買取を希望しているのであれば、種類の違いと特徴についてしっかりと理解することが重要になります。