買取に出す前に!珊瑚の査定ポイントを抑えておこう!
高級な珊瑚を買取に出すのはとても勇気がいるかと思います。
珊瑚も種類やグレード、買取業者によって買取価格は大きく異なってきます。
ご自身の持つ珊瑚の価値がだいたいどれくらいであるのか、またその種類は何なのか、買取業者はどのように選べばよいのか、査定に出す前に知っておいてほしいことを簡単に3つにまとめました。
ポイント①珊瑚のカラーグレード、大きさについて
珊瑚にはカラーグレードというものが存在し、Sを最上級としてS>A>B>C>Dの5段階で評価します。
各段階の評価の観点としては、【S】傷や色ムラがなく、光沢面での欠点が肉眼では確認できないもの
【A】僅かな傷や、色ムラ等の欠点があるが、肉眼では容易に確認が困難
【B】傷や色ムラなどの欠点が、肉眼で確認できるもの
【C】クラックが、やや目立つもの、傷や色ムラが肉眼で確認できるもの
【D】クラックや色ムラ、傷等の欠点が明らかに目立つもの、というように細かく別れています。
そしてボルドーカラーのような血赤と呼ばれる暗く深い赤が価値が高く、朱色のような色合いになるにつれて価値が下がります。
また、大きさによっても価格が異なり、珊瑚は成長するのが遅く、ある程度の大きさになるまで100年程度かかると言われています。
そのため、大きくなるほど価格は上がる傾向にあり、一般的に10mm以上のものは価値が高いと言われています。
自分の持っているもののグレードがどのくらいであるのか、査定に出される前に一度確認することが大切です。
ポイント②宝石珊瑚の種類について
宝石にすることができる珊瑚にもいくつか種類があり、その種類によっても買取価格は異なってきます。
ここでは主な種類をいくつかご紹介します。
【赤珊瑚】日本の土佐湾や小笠原列島、宮古島周辺で採取され、水深100m~300mに棲息します。
日本産のものは一般的な特徴として「フ」と呼ばれる白い斑点模様があります。
特に色の濃いものは血赤珊瑚と呼ばれ、非常に希少価値が高くなっており、価格が高騰している状態です。
【桃珊瑚】日本近海で採取され、水深200〜500mの深い位置で棲息しています。
朱色のような色から薄いピンク色のような色まで幅広いバリエーションが存在します。
薄いピンク色のものはとても希少性が高く、日本では本ボケと呼ばれています。
【白珊瑚】ハワイのミッドウェイと呼ばれる中部太平洋や日本近海、東シナ海、南シナ海で採取され、水深100~400mの海底に棲息しています。
真っ白なものはほとんど無く、高値で買い取りされるようです。
以上に紹介した中でも血赤珊瑚はとても人気があり、価値も高いものとなっています。
ポイント③買取業者の選び方について
様々な宝石の買取業者がありますが、買取業者によって価格は異なります。
珊瑚の査定は目に見えない傷や色ムラ、微妙な色の差などで価格が異なってくるため、正確に価値を判定できる業者で査定してもらうことが必要です。
あまり査定経験のない業者に買取をお願いしてしまって、後から調べてみたら実際はもっと高値で売れるはずだった、ということになってはとても悔しいですし、手放した宝石がもったいなく感じてしまいます。
今はネットでもたくさんの買取業者が価格の見積もりを行っています。
売却してしまってから後悔しないよう、複数の業者に見積もりを依頼して、その中で一番高い値段で買取してくれる業者を見つけましょう。
珊瑚の買取を得意としている業者は、買取実績が多かったり、ホームページで買取について紹介している場合が多いです。
リサーチを入念に行って良い業者と取引ができるよう心がけましょう。
また、査定の際に購入時の付属品があると価格が高くなる業者もあります。
購入時の付属品もともに査定に出すようにしてください。